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機械魔術Fes.ブログキ―ビジュアル 千之ナイフ

千之ナイフ

機械魔術フェス2018のキ―ビジュアルを千之ナイフさんに描いて頂きました。
千之さんにお願いしたかった理由を書いておきます。

 

縁に恵まれ、千之さんとお知り合いになった事はもちろん大きいのですが、
千之さん作品への思い入れは遥か昔私が高校生の頃に遡ります。
千之さんの単行本を持っていて、その中の「少女が夜の不思議な遊園地に行く」話が好きで
当時私がやっていたバンドでそのお話の曲を造ったりしてたので、十代の頃から勝手に千之作品とにコラボしてました。

 

2013年に行われた【千之ナイフ 美少女フェティッシュ展】
場所/六本木 ナイトギャラリーカフェ CROWでの
トークショーで千之さんが語っていた子供の頃のお話がとても面白かった。

千之さんは
子供の頃、男子なんだけどお人形遊びをしていたそうです。
時計屋さんの息子だったので時計のパーツが家にはたくさんあって
お人形に歯車を飾ったりしていたと話してました。
時計仕掛けの少女、その後の千之ナイフワールドそのままの子供時代ですよね。

千之さんの作品に出てくる美しくも怪しいオーラをまとった登場人物は
生気あふれる躍動感が有った人が、いきなり人物大のリアルな人形になって見える…
これが千之さんの作品のキーワードの一つと思いますが、
ストーリー上での描写はもちろん、ただ絵を眺めていても静と動が同時に存在して見えます。

 

ホムンクルスでもない、サイバー改造でもない、
千之少年が生み出した
全て機械と魔術によって造られた人形?人?
これはイベントコンセプトそのまま…
今考えると個人的な十代からの思い入れも有りますが、
千之さんにお願いするのは必然だったんだろうなあと思ってます。